Before
after
古い木箱などその色合い年月を重ねたよさがあります。
傷も込めて好きになったりするのですが、塗りが擦れて部分的に白くなってしまいすぎていると明るいところでは薄汚く見えたり、周りの新しいものとあわないなと感じる時があります。
そう感じた時から、好きではなくなっているのではないでしょうか。
塗り直すときれいになるかも知れないけど別の物になってしまう。
長年の積み重ねた感じは残したい。
今回は柿渋の天然塗料を使ってほとんど変わりはしないけど白さを減らしてみました。
何回も薄い色を塗りかさねる。
全体を同じ感じで塗りかさねると白さはなくなるけれど、擦れてない色の部分はさらに濃くなってしまうので、擦れがひどい部分には色をのせる感じでとんとんとん。
境目ができないように擦れてないところとはほとんど水のような薄めた液でなじませる感じで全体にあわせる。
塗って乾かして塗って乾かして‥面倒くさいようだけれど乾かしている間に別のことをしてればいいし、気にかけてしまえばだんだん楽しくなっていくはずです。
ちょっとしたお手入れでまた好きになる。お手入れするからまた好きになるのかもしれないですね。
ハマるといろんな物の擦れが気になってくるのでそれはそれでお気をつけください。
Photo & Text / Takako BANSHO
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